「大盛り」マーケティング

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繁盛している店は何かしら工夫をしているものですね。
今回は「大盛り」というキーワードをうまく使っている飲食店の例をあげてみたいと思います。
店舗入口に食品サンプルの見本が置いてあるのは良くある光景です
例えばあるお店では
「少なめ」
「普通盛り」
「大盛り」
の大きさ見本のサンプルが置いてあります。
そしてこう書いてあります。
「当店の少なめは量が多いです」
お客さんはこの表示を見て混乱します。
「少なめ」と書いてあるのに実際は「多い」・・・
少なめなのに価格は少し高い・・・でも量が多いから
良く分からないけど納得させられてしまう。
これにはカラクリがあります。
飲食店が利益を増やす方法はいくつかありますが
そのうちのひとつに「客単価を上げる」というのがあります。
通常客単価を上げようと思ったら
追加1品とかドリンク、セットで単価を上げようとします。
この「大盛り」戦術の場合には
「少なめ」の時点で量が多いのですからベースが高い訳です。
つまり、いきなり大盛りの価格で売っていてお客さんはそれ以下を選択できないようになっています。
しかも「大盛り」とは表示されておらず「少なめ」となっているために、お客さんが「大盛り」を頼んでいる事に気がつかないというわけです。
追加で1品とる必要もなく、客単価を根本的にベースアップさせるという、言葉は悪いですが、ちょっとこざかしいテクニックですね。
外食マーケティングの基本で「外食は量が多いと人気が出る。」というものがあります。
最近ではつけ麺屋さんで「大盛り無料」という言葉がよく目に付きませんか?
これは男性客をリピーターにする1つの戦略ですが、なぜ普通のラーメンではなく
つけ麺なのでしょうか?
経営側の視点に切り替えるとその答えが見えてきます。

結論は、麺はスープに比べて原価が低いからです。
普通のラーメンは大盛りにすると、麺と一緒に原価が高いスープも多く盛らないといけないので
コストがかさんでしまいます。

食品原価は一般的には2~3割程度、しかし麺だけだとわずか5%程度。

麺が1.5倍(8%)に増加してもお客が1割増えれば簡単に元が取れるというわけです

大盛りというワードをつかった戦略、あなたのお店のコンセプトや客層を考えた上で参考にしてみましょう。

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